子どもの将来を考える親は中学受験にそれなりのメリットを感じている!
子どもの将来を考える親が、中学受験に高い関心を持つようになったのは、中学受験にそれなりのメリットを感じているからだと思います。
ここでは、中学受験のメリットについて考えてみます。
1.フェアで透明度の高い受験制度
まず、第一に考えられるメリットとしては、筆記試験の点数のみで合否が判定されるシステムだということです。
非常にフェアな判定であり、日頃の努力が確実に報われるという点で、日本の数ある受験制度の中でも、中学受験はもっともフェアで透明度の高い入試制度であると言えるでしょう。
中学入試だけがきっちりと筆記試験のみで合否を決めていると言っても過言ではありません。
その昔、コネが利く学校が多く存在して、親・子・孫の三代にわたって、あるいは親類縁者が皆同じ私立学校の同窓生というのも珍しくないことでした。
しかし、時代が進むにしたがって、合格の判定の要素の中で学力の度合いがより大きくなっていき、これで、中学入試が一般に歓迎されるようになったともいえます。
兄弟姉妹や親が卒業生であろうが在籍生であろうが、そのことに関係なく合否の判定がなされるようになっていったのです。
2.学校ごとに明確な建学の理念に基づく教育カリキュラムがある
私立中学校は、それぞれの学校が、教育に対する強い理念や方針を持っているという点です。
建学の精神に基づいた教育に対する信念、それに加えて長い伝統および教育の実績が私立中学校を一層魅力的なものにしてきました。
例えば、灘中は六年間持ち上がり制です。
したがって、六つの学校が同居しているようなもので、それぞれが競い合っているのだそうです。
また、2002年に、完全学校週五日制の導入がなされた時にも、五日制をとる私立の中学校もありましたが、いわゆる御三家をはじめとする上位校の何校かは、五日制をとらないで従来通りの六日制を続けることにしました。
五日制など最初から検討すらしなかった学校もあれば、逆に、宗教上の理由から創立以来ずっと五日制をとっている学校など、方針はさまざまでした。
このように、学校ごとに明確な「建学の精神」と独自の「教育理念」があり、それが校風となり、学校のカラーとなっているので、子供に合った校風の学校を選択することができます。
3.高校受験から解放される
三番目のメリットは、高校受験がないということです。
通常の場合、公立の中学校に入学すれば、三年後には高校入試が待っています。
この三年後の高校入試というのは、あっという間にやってくる上に、公立高校入試の制度は非常に複雑で、対応にひと苦労します。
中高一貫校では原則的に高校入試がありませんので、学校側にも生徒にもいろいろな意味で余裕が生まれます。
この間、子どもは勉強以外にも興味のあることに徹底的に打ち込むことができます。
また、中高の六年間を見通して、その先の大学入試に照準をあてだカリキュラムを最初から組むことができるなど、大学の合格実績の面でも成果を出してきているため、その評価はますます高まってきていると言えるでしょう。
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