高血圧に効く足もみ

「ふくらはぎもみ」は血液の循環をよくして高血圧に効く

足のふくらはぎと血液の循環には、深い関係があります。
血液は、心臓のポンプ作用によってからだのすみずみに送り出され、また心臓に戻ってきます。
行きは、心臓から動脈に送り出され、からだの各細胞に酸素と栄養を運びます。
帰りに、二酸化炭素や老廃物を回収して、血液は静脈を通って心臓に戻ります。
これらの血液の流れがスムーズにいっていれば、健康は保たれます。

心臓に戻る静脈の血液は、動脈よりも勢いがありません。
脳など、心臓より上に送られる血液の量は全体の約30%で、これらは重力で心臓に戻りますが、下半身に回った約70%の血液は、重力に逆らって心臓まで上らなければならないため、どうしても戻りが悪くなりがちです。

このとき、それを助けてくれるのが足のふくらはぎの筋肉です。
ふくらはぎの静脈の周囲にある筋肉が、乳をしぼるように収縮と弛緩を繰り返して、血液を心臓に送り戻すのです。
そこで、ふくらはぎをマッサージして筋肉をほぐし、血流をよくして血液を心臓に戻そう、と考えられたマッサージが「ふくらはぎもみ」というわけです。

血液の循環がよくなれば、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞などの症状が改善されます。

ふくらはぎもみのやり方は簡単で、両手の親指を重ね、ふくらはぎをていねいに押すだけです。
1日1回、10分を目安に毎日欠かさず行うことで、効果が表れるでしょう。

「アキレス腱もみ」で血圧を正常にする

両足のアキレス腱と脳は、常に連絡し合って働いています。
立っているときも、歩いているときも、座っているときも、足は地面や床にふれ、その感覚をアキレス腱を通じて脳に伝えています。
それを受けた大脳と小脳が、全身の筋肉に指令を出してからだのバランスをとっているのです。

歩いているときに足が受けた情報を脳に正確に伝えるには、よけいな衝撃を足に加えない歩き方が必要です。
機能が低下したアキレス腱は、よい歩き方をしているうちにマッサージされ、元に戻るのです。

しかし、ほとんどの人が、アキレス臚に負担をかけて歩いています。
そこでおススメがアキレス腱もみです。
やり方は簡単で、アキレス腱を指先で軽くつまみ、足首を動かすだけでよく、アキレス腱の働きが正常になります。

そうすることで、アキレス腱から脳に正しい刺激が伝わり体液循環が改善され、自律神経の働きも血圧も正常に保たれるというわけです。

⇒「血圧を3日で改善する方法」

 

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