タマネギの効能

タマネギは、脳卒中を防ぐ、頼もしい野菜です。

◆ピラミッドの時代にタマネギパワー!

タマネギの歴史は古く、古代エジプトではすでに栽培が行われ、一般的な食べ物として普及していました。
タマネギの持つ強壮作用は当時からよく知られ、ピラミッドの建設に従事していた奴隷たちに、ニンニクとともに食べさせていたという記録も残っていて、タマネギによって労働の効率を上げようと考えていたようです。

◆悪玉コレステロールを撃退!

タマネギを包丁で切ると、涙が出てきます。これは、硫化アリルの一種であるチオスルフィネートという刺激成分によるものです。
この硫化アリル類が元気のもとで、ビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を盛んにするのです。タマネギが、疲労回復はもちろん、食欲不振、精力減退、精神不安などに効くといわれるのは、この硫化アリル類の多様な働きがあるからです。
最近は科学的な解明も進み、血中の善玉コレステロールをふやし、悪玉コレステロールを減少させる効果があります。
また、血小板の凝集を抑制する作用を備えていることも証明され、現在、タマネギは脳卒中や脳血栓、心筋梗塞などの予防に欠かせない食品として認められているのです。

◆糖尿病、不眠症、下痢、リウマチ性関節炎などにも効果的

タマネギは、血糖値を下げて正常に保つので、糖尿病の予防や治療にも利用されています。ヨーロッパではカゼ薬や下痢止め、また、利尿薬、血流改善薬、強心薬、鎮静薬などに利用されてきました。

東洋医学でも、気管支粘膜に働いて、せきや痰をとり除く作用、利尿作用などが知られていましたが、タマネギの強い殺菌作用を利用して、外傷の消毒にも用いられていました。
これらの慟きに加え、不眠症、下痢、リウマチ性関節炎、足のむくみにも効果があることが判明しています。

●タマネギの主な栄養成分
カリウム・・・・・150mg
カルシウム・・・・・21mg
マグネシウム・・・・・9mg
ビタミンB6・・・・・0.16mg
ビタミンC・・・・・8mg
【可食部100g当りの分量です】

●タマネギの主な機能成分
ケルセチン・・・血管柔軟・強化作用、抗酸化作用、血圧降下作用
含硫アミノ酸・・・血小板凝集抑制(血栓予防)、抗菌作用、抗ガン作用、疲労回復
フラポノイド・・・抗酸化作用、抗ガン作用




 

サイトマップ