糖尿病の食事療法

糖尿病の食事療法は食習慣の見直しが肝心です。

糖尿病とは、血糖値が慢性的に高い状態が継続している状態になったことです。

ですから、糖尿病の食事療法と言えば、血糖をコントロールして合併症を予防するために行うものと言えるでしょう。

食事療法で基本的に考えておくことは、次のようなことです。

@ 腹八分目
A たくさんの種類の食材を食べる
B 食物繊維を摂る
C 1日3食を規則正しく
D ゆっくりよく噛んで食べる


食事療法を考える前に、まず自分の食生活を見直してみることが大切です。

あなたの食生活のチェックポイント

・食べすぎていませんか
・内容が偏つていませんか?
・規則的な時間で食べていますか?
・糖分を含む飲み物や、間食を多く摂っていませんか?
・よく噛んで食べていますか?
・お酒を飲み過ぎていませんか?

いかがですか?今までの食生活に問題があれば、それを改めるところから始めてください。

いつもたくさん食べすぎるという人は、エネルギー摂取も多くて、当然肥満になりがちです。
またそんなに食べすぎでない人でも、揚げ物や主食、お好み焼きなどのいわゆる粉物、甘い物に内容が偏っていると、肥満につながったり、血糖値が上がりやすくなります。

甘い飲み物や間食には、エネルギー過多や血糖値を上げやすいことのほかにも、問題があります。
それは、インスリン分泌の間隔が短くなり、すい臓に負担がかかってしまうことです。すい臓の負担を減らすため、食事と食事の間隔はほどよくあけた方がいいということもいわれています。

食事内容の偏りで意外と多いのは、麺類とごはんみたいに主食に偏るケースです。
例えば、おそばとおにぎりの組みあわせだと油っぽくも甘くもないので、健康的なメニューだと勘違いしている人もいますが、ご飯や麺類などの主食はほとんどが糖質で、体内でブドウ糖に変わり、血糖値を上げてしまいます。

また、忙しいビジネスマンなどに多い早飯・早食いも、よくない習慣です。
早食いはどうしても食べすぎになってしまいますし、食後高血糖を生じやすいからです。よく噛んで時間をかけて食事をすると、たとえ少ない量でも満腹感が得られます。ゆっくり食べることで血糖値の上昇も緩やかになります。

合併症の進行予防のために、塩分にも注意が必要です。
塩分の摂りすぎは高血圧につながりますし、濃い味つけだとついつい主食をたくさん食べたくなってしまいます。
食事は味つけを薄めにし、
例えば、味噌汁ならお椀に1杯で1.5g〜2.0gの塩分が含まれています。醤油なら濃口醤油6gに0.9gほどの塩分が含まれています。
塩分摂取は気を付けていないとすぐにに10gを超えてしまいます。
ごまやレモンなど塩に頼らない味つけにするとか、麺類の汁を飲まない、醤油やソースは小皿にとって少しずつつけて食べるなどしながら、薄味に慣れるように心がけましょう。
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