ワカメの効能

ワカメは、痛風発作を未然に防ぎます。

◆「若芽」「若女」で若返り

海草ワカメは古事記や万葉集にもその名が登場するほど、私たち日本人にも古くから親しまれていた海草です。当時は主に、若い茎葉部を食べることから「若布」と呼ばれていました。
そのほかにワカメは「若芽」「若女」とも記され、若返りの効果があることが広く知られていました。

◆痛風を治し、痛みをやわらげる

痛風は体内の尿酸が過剰となり、結晶化して、主に足の親指のつけ根などにたまることによって発症します。その際、はげしい痛みを伴うのが特徴です。
痛風の治療はまず、痛みをやわらげると同時に、尿酸値を下げることから始まります。特に、尿酸値を下げるには尿酸の生合成を抑えながら利尿を促し、尿酸の排泄を促進させることが必要です。
ワカメには水分代謝の異常を治す働きがあります。水分代謝の異常は私たち日本人に特に多く、神経痛や関節炎、顔のむくみなどもそうで、これらの病気に広く応用されています。高血圧なども、この水分代謝が大きく関与しているといわれています。

◆ワカメのぬめりが長生きの秘訣

ワカメはミネラル、ヨードを豊富に含んでいて、甲状腺機能障害にも有効です。そのほかワカメには、鉄やカルシウム、また、人間の生理に重要な微量元素も多数含まれています。
ワカメを長く煮込むとぬめりが出てどろどろになりますが、これはアルギン酸やフコイジンという食物繊維が水にとけ出したためです。
これらの成分は、ガンの発生を抑制したり、血をサラサラにする働きがあることもわかってきました。ワカメやコンブなど海草を常食している地方では高血圧患者が少なく、長寿者が多いといわれるのも、このぬめりが大きく関与しているといわれています。

●ワカメの主な栄養成分
カリウム・・・・・12mg
カルシウム・・・・・42mg
マグネシウム・・・・・19mg
鉄・・・・・O.5mg
β-カロテン・・・・・0.25mg
【可食部100g当りの分量です】

●ワカメの主な機能成分
フコイダン・・・抗ガン作用、免疫力強化
アルギン酸・・・コレステロール値低下作用、抗ガン・抗菌作用、血圧調節作用、肝機能強化
フコステロール・・・コレステロール値低下作用、血圧降下作用、血栓防止




 

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