糖尿病は恐ろしい

糖尿病は“沈黙の病”として恐れられています。

糖尿病は高血圧と同じように、病気そのものには自覚症状がないため、発見が遅れたり、治療せずに放っておかれることが多く、“沈黙の病”として恐れられています。

それでは、糖尿病が恐ろしい病気だといわれる理由について見ていきましょう。

・昏睡状態に陥る

インスリンの作用が極端に不足すると、エネルギー源としての糖質を十分に利用できなくなるため、かわりに体内に蓄えられた脂肪やタンパク質を分解して使うようになります。
しかし、脂肪やタンパク質をエネルギーに変えるためにはインスリンが必要ですが、やはりその作用が不足するため、途中の分解産物であるケトン体という産生物質が血液中に大量に蓄積されます。
その結果、血液は極端な酸性になり、ケトアシドーシスと呼ばれる状態になり、ついには昏睡状態(高血糖昏睡)に陥ります。

また、インスリン注射や飲み薬で糖尿病を治療している人が、注射の打ち方や薬の飲み方をまちがえると、血糖値が下がりすぎ、ひどくなると低血糖昏睡に陥ることがあります。

いずれも、死に直結しかねない危険な事態と言えます。

・合併症が恐ろしい

糖尿病の治療をせずに放っておくと、合併症が次々に起こってきます。
糖尿病の人だけに特に起こりやすい病気で、糖尿病を長期間わずらっている人にとって重大な問題となります。

3大合併症・・・神経障害、網膜症、腎症の3つです。

3大合併症以外にも、治療をせずに放っておくと、動脈硬化が進みやすくなったり、感染症を起こしやすくなります。

その他の合併症・・・心臓病、脳梗塞、高脂血症、高血圧、歯周病、認知症、睡眠時無呼吸症候群

⇒糖尿病を3日で改善する方法

 

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