糖尿病の検査

糖尿病を診断するための主な検査

健康診断で糖尿病の可能性があると判定されると、確定診断をしてもらうために次のような検査を受けます。
これらの検査によって得られたデータをもとに、総合的に判断して糖尿病の診断が下されることになります。

糖尿病を診断するための主な検査

・問診
・尿糖検査
・血糖測定検査
・ブドウ糖負荷試験
・血中インスリン検査
・眼底検査
・ヘモグロビンA1c検査

※問診で訊かれること
・体がだるいかどうか、それはいつからか
・体重の減少があるかどうか
・のどの渇きがあるかどうか
・尿が多いかどうか、その回数は
・足がつるかどうか、それはいつからか
・目が見えにくいかどうか
・精力減退があるかどうか
・便秘があるかどうか
・下痢があるかどうか
・立ちくらみがあるかどうか
・手足の冷えがあるかどうか
・手足に痛みがあるかどうか
・手足にしびれがあるかどうか
・足にむくみがあるかどうか
など

糖尿病と診断されると、糖尿病の状態や合併症があるかどうかを調べるために、必要に応じてさらに次のような検査を受けることになります。

合併症を調べる験査

・眼底検査
・尿タンパク検査(臂臓の異常の有無を調べる)
・心電図検査
・腱反射、錯覚、神経伝導速度
・血圧検査
・血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)を調べる検査

糖尿病を調べる主な検査と正常の目安

種 類

内 容

正常の目安

空腹時血糖値

朝食をとる前の空腹時の血糖値を測定する検査。

109mg/dl以下

ブドウ糖負荷試験

空腹の状態で75gのブドウ糖をとかした水を飲み、飲む前、飲んで30分後、1時間後、2時間後の血糖値を調べる。

2時間値
120mg/dl未満

随時血糖値

測定する時間を決めないで、ある時はかった血糖値。

200mg/dl未満

ヘモグロビンA1c検査

血液中のヘモグロビンA1cの値を調べる検査。

5.8%以下

C-ペプチド検査

尿中のC-ペプチドの量をはかることによって、膵臓のインスリン分泌量を推測する検査。

1日蓄尿中で、
およそ40〜100μg

尿 糖

尿にまじって出る糖のこと。

陰性(−)

頸動脈エコー検査

エコーによって頸動脈の内壁に蓄積しているプラークをみつける。あるいは定量化する。
IMTという指標が1.5mm以上であれば、心筋梗塞、脳梗塞のハイリスク群。

プラークがないこと。
あってもIMTが1.1mm以下

大動脈伝搬速度検査

四肢の血圧を同時に測定することで、特に大動脈と呼ばれる太い血管における動脈硬化を推定。全身の動脈硬化を反映しうる。

年齢によって正常値が異なる。
血管年齢として表現。

尿タンパク

腎炎の初期から尿にタンパクがではじめる場合には、腎臓障害の進展に注意。血圧の影響もうけやすい。

陰性(−)



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