高血圧に手のツボ押し効果

手のツボを刺激して高血圧を改善

血圧を下げる健康法の一つに、手のツボ押しがあります。

そもそも、人間の体にあるツボとはどういうものなのでしょうか。
東洋医学では、人間のからだには血液が通っている血管のほかに、「気」という生命エネルギーが通る道がある、と考えられていて、このエネルギーの通り道を「経絡」といいます。

経絡は、「心経」「肺経」「肝経」「胆経」「胃経」「大腸経」「小腸経」「膀胱経」「脾経」「三焦経」「腎経」「心包経」と全部で12本あります。
そして、それはバスか地下鉄の路線図のようにからだ中を縦横にめぐっていて、その路線の停留所にあたるポイントがツボというわけです。

経絡上にあるツボは「正穴」と呼ばれ、365個あるといわれています。
そのほかにも、経絡とは関係なく点在する「奇穴」と呼ばれるツボも多くあります。

そこでおススメなのが、手の甲から指先にかけてあるツボを刺激して、血圧を下げる手のツボ押し健康法です。
手の指押しなら、家庭でもオフィスでも、少しあいた時間があれば、簡単にツボを刺激できます。
刺激するときは、強い力で押す必要はありません。
ツボの上を指先で少し押すだけで、刺激は十分に伝わり、高い効果を得ることができます。
私たち人間の手のひらは、物をさわったり、つかんだりするときに自然に刺激を受けています。
ですが、手の甲側はほとんど刺激を受ける機会がありません。
そのため、手の甲側から指を刺激すると、高い効果が得られるというわけです。

高血圧を下げるツボは、小指のつめの生えぎわで薬指側にあります。
ここを少衝(しょうこう)といい、気の流れをスムーズにするとともに、血管の弾力性を増し、血圧を下げる働きをします。

ツボの押し方ですが、おススメの方法として言われているのが、回数は一度に右手を10回、左手を10回、心地よいと感じられる強さで押すという方法です。特に入浴後に行うと、効果が大きいようです。

ツボがうまく見つからない場合は、ツボの図を見ながら、小指の先端周辺を自分の指先で探ってみてください。押してみて、へこみやしこりを感じたり、熱や冷たさを感じたり、押すと心地よい痛みがある、なんとなく気持ちがいいと感じる場所があれば、そこがツボです。

ツボの刺激は、リラックスした状態で行うのが理想ですが、特におすすめなのが入浴後です。
心身ともに緊張がほぐれた状態でツボを刺激することで、効果が期待できるでしょう。

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