山芋の効能

山芋は別名「山鰻」、糖尿病の人は毎日でも食べたいものです。

◆ヤマイモで1年間の無病息災

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用不足が原因で起こります。インスリン不足は、細胞での糖の利用を減少させ、エネルギーの産生そのものを妨げるので、疲れやすくなるのです。また、利用されない糖が血液にそのまま残るため、血糖値も上昇します。
日本ではその強壮・強精作用により「山鰻」と呼ばれ、正月にヤマノイモを食べる地方が多いのも、1年間の無病息災を願ったためといわれています。
ヤマノイモにはナガイモ、ジネンジョ、ヤマトイモ(イチョウイモ)、ツクネイモなどが含まれますが、漢方ではジネンジョをさします。

◆中国では糖尿病の薬に

ヤマノイモにはジアスターゼ(アミラーゼ)が豊富に含まれていて、消化・吸収を促進し、いっしょに食べた食品の消化・吸収を助けます。ヤマノイモは、胃腸の弱い人には最適な食品といえます。
さらに、活性酸素を除去する酵素が含まれ、生活習慣病の予防にも有効です。また、糖尿病にすぐれた効果を発揮し、中国では糖尿病の治療に利用されています。

◆疲労回復、慢性下痢、食欲不振にも効果

ヤマノイモは生で食べると、ヤマノイモの持つ消化酵素の働きが、いっそうよくなり、疲労回復、慢性下痢、食欲不振にも効果的です。
さらに新陳代謝を促すコリン、コレステロールを除去するサポニンなど老化を防ぐ有効成分がいっぱい含まれています。

●山芋の主な栄養成分
タンパク質・・・・・4.5g
炭水化物・・・・・22.6g
パントテン酸・・・・・O.85mg
カリウム・・・・・590mg
ビタミンC・・・・・7mg
【可食部100g当りの分量です】

●山芋の主な機能成分
ジアスターゼ(消化酵素)・・・消化促進
多種類(ジオスコランA〜F)・・・血糖値上昇抑制作用
アルカロイド(ジオスコレチン)・・・血糖値上昇抑制作用
ムチン・・・免疫力強化




 

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