高血圧を防ぐ生活の知恵

血圧は外気の温度や姿勢、精神状態などによって常に変化する

高血圧で恐ろしいのは、脳出血などの発作が起きてしまうことです。

人間の血圧は、外気の温度や姿勢、精神状態などによって常に変化しています。
ですが、血圧の変化には、いろんな傾向や法則、ポイントがあるので、それをうまく利用すれば、血圧をコントロールできて、脳出血などの発作を防ぐことが可能なわけです。

そこで、高血圧の発作を防ぐポイントを考え、日常生活の中で気を付ける生活の知恵を考えてみましょう。

@朝の「魔の3時間」に気を付ける

私たちの生活の中での1日の血圧の変化には、一定したサイクルがあります。
ほとんどの人は活動する昼間に血圧が上昇し、睡眠をとる夜になると下降します。
血圧は、午前6時から9時の間に急上昇し、この時間帯を「魔の3時間」と呼ばれ、特に注意が必要となります。

・朝、目が覚めたときに、いきなり布団から起きない・・・布団の中で伸びをしたり、足を動かすなど、からだを慣らしてからゆっくり起き上がるようにする。
・気温の急激な変化には着るもので調整
・トイレでのいきみ、洗顔にも注意
・寝る前に、水をI杯飲むのも・・・寝ているときに発汗するので、朝は水分が不足して血液が濃くなっています。

Aお風呂と脱衣所は要注意

熱いお風呂に入ると、急激に血圧が上がり、発作の危険性が高まります。
42度以上のお湯は、血圧を上げます。
入浴は、40度以下のぬるめのお湯にして、からだにお湯を十分にかけてから湯船に入り、ゆったりとつかるようにしましょう。

また、冬場は、脱衣所をヒーターなどであたため、裸になったときに寒さを感じないようにしましょう。

B便秘は厳禁

排便時にいきむと血圧は急降下し、その後一気に上昇します。
特に便秘はいけません。便秘になると、それだけで大腸にたまった便が腹部を圧迫するので血圧が上がります。それに排便時のいきみが加わって、血圧がさらに上昇するので非常に危険です。

食物繊維が豊富な野菜や海藻類をたくさん食べて、水分を十分にとり、便通をよくする食生活を心がけましょう。

D緊張と興奮はよくない

人間は、緊張したり興奮すると、心拍数が上がり、一時的に血圧が大きく上昇します。
ゲームやスポーツ観戦で興奮するのはよくありません。
高血圧の人がゲームやスポーツ観戦で興奮すると、血圧が上昇して発作を起こすことがあります。

また、車の運転中に、緊張で発作を起こす人もいます。
血圧が高い人は、できるだけ気持ちに余裕をもたせ、リラックスして過ごすようにしましょう。

⇒「血圧を3日で改善する方法」

 

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