高血圧と塩

「塩をとると、血圧が上がる」はまちがい?

血圧の上昇を防ぐには、まず減塩・・・
そして、必要な栄養素をバランスよく摂ること。

これは、一般的によく言われていることで間違いではないのですが、少し違う意見もあるようなので調べてみました。

「塩をとると、血圧が上がる」「健康には減塩がいちばん」というのはまちがいだという意見です。

その理由とは・・・?

ひと囗に塩といっても、人工的に精製された化学精製塩と、天然塩の2種類があり、成分も栄養効果もまったく異なるからだというのです。

もう少し詳しく見てみましょう。

精製塩は成分の99・5%以上がナトリウムで、いわば薬と同じようなものなのです。
そのため、長期にわたって大量に摂取すると、体内のナトリウムの量がふえて、ほかのミネラルとのバランスがくずれ、血圧が上がるなど、からだに悪影響があらわれます。

一方の天然塩は、ナトリウムのほかにカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルをバランスよく含んでいます。
ミネラルというのは、体内でつくることができない成分なので、食品から毎日適量とることが必要です。
そのため、むやみに減塩するとミネラル不足になり、健康に害を及ぼすようになるというわけです。

また、塩には体内のサビである老廃物をとり除き、細胞を若返らせる働きがあります。

天然の塩が持つこれらの作用は酸化還元力といって、中国や朝鮮、チベットなどのミネラル分か豊富な土壌からとれる塩には、この酸化還元力が強い成分が多いことがわかっているんだそうです。

さらに驚いたことに、高血圧の原因と思われている塩には、血圧を下げる効果もあるというのです。

これは、ある実験から証明されたらしいですが、
その実験とは、20〜50代の男女5人の血圧を測定しながら、毎日20gの天然塩をたっぷり使った食事を食べてもらtって、1週間後、血圧を測ったところ、5人のうち3人の血圧が下がっ多というのです。
これは、塩が赤血球に働きかけ、血液をササラにした結果というわけです。

どういうことかといえば、通常、赤血球をおおっている膜はプラスの電気を帯びていて赤血球がお互いにくっつかないように反発し合っています。
ですが、加齢とともに老化が進み、脂肪分をとりすぎると、赤血球の電気の力が弱まって赤血球同士が付着するために、血液がどろどろしてスムーズに流れなくなるのです。

そこで天然塩をとると、瞬間的に赤血球に働きかけて、細胞膜の周囲にプラスの電気を作りだします。
すると、赤血球は反発し合ってバラバラに離れるので、血液がサラサラになってスムーズに流れるようになるというわけ。

血流がよくなれば、血圧が安定するだけでなく、内臓全体の機能が向上し、糖尿病や高脂血症などの改善にも役立つとのことなので、天然塩を見直してみる必要がありそうです。

⇒「血圧を3日で改善する方法」

 

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