落花生の効能

落花生は、老化を防止する一番の食材です。

◆今も昔も「長寿果」

漢方では、落花生は「長寿果」と呼ばれ、滋養強壮、益寿(長生きする)効果などが確かめられています。中国では「常食すれば生命力を増強し、また、落花生を食すれば、肉類の補給の必要なし」とも言い伝えられています。
このように、栄養的にすぐれている点が強調されていますが、現代の栄養学の見地からいっても、その優秀性は変わりません。

◆「食べすぎると太る」はまちがい

まず、なによりもタンパク質が豊富で、必須アミノ酸もバランスよく配合されています。落花生には脂肪が多く含まれていて、食べすぎると太るとよくいわれますが、脂肪が多いことが即、体に悪い、あるいは太るということにはなりません。それは、落花生に含まれている脂肪の80%以上が不飽和脂肪酸で、オレイン酸が多く含まれているので中性脂肪を抑え、コレステロール値を下げる働きがあるからです。
不飽和脂肪酸はまた、老化による皮膚のカサつきを防止し、肌にうるおいを与え、キメのこまかさをよみがえらせる効果もあわせ持っています。
落花生に含まれている脂溶性のレシチンやビタミンEは、脳の成長を助け、老化の防止に欠かせない栄養素として知られています。脳機能の衰退を積極的に防ぐことから、ボケ防止にはうってつけの食品といえるのです。

◆体の正常な営みを保つ

私たちの体が正常な営みを行うことができなくなるとたいへんです。病原菌に対する抵抗力が減退すれば感染症にかかりやすくなり、回復力が衰えると病気の治癒はおそくなりますが、落花生は生命の営みに欠かすことのできない機能を調整するという働きをしてくれるのです。

●落花生の主な栄養成分
タンパク質・・・・・25.4g
脂質・・・・・47.5g
炭水化物・・・・・18.8g
亜鉛・・・・・2.3mg
ビタミンE・・・・・10.9mg
【可食部100g当りの分量です】

●落花生の主な機能成分
オレイン酸・・・悪玉コレステロール値低下作用、動脈硬化予防
植物ステロール・・・脂肪肝予防作用
レシチン・・・解毒作用、肝機能強化
レスベラトロール(皮)・・・抗酸化作用、動脈硬化・心臓病予防、血流促進作用
C0Q10・・・抗酸化作用、老化予防、新陳代謝促進、心臓病・脳出血・糖尿病予防




 

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