モヤシの効能

モヤシは、肝臓病の人に欠かせない完全無農薬野菜

◆肝臓の機能回復を助ける

モヤシは肝機能を高め、胃腸の働きを調整して、血液の循環をよくする効果があるといわれてきました。
肝臓病は大きく分けて、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肺肝の四つです。弱った肝臓を回復させるポイントは、良質のタンパク質をじゅうぶんにとることです。
モヤシはほかの野菜にくらべて、良質の植物性タンパク質を多量に含んでいて、肝臓病の予防と治療に有効です。同時にビタミンB群は、肝機能を正常化させるのに役立ちます。また、アミノ酸やカルシウムなど、ミネラル類が豊富で、疲労回復、貧血や美肌に対する効果、腸内の老廃物の除去などに有効です。

◆「もやしっ子」はモヤシを食べて強くなる

モヤシは肥料も農薬も必要とせずに、たくましく育つ野菜で、完全無農薬野菜です。ひ弱な子どもを、「モヤシのように細くて弱い」といいますが、これはモヤシの外見だけをとらえた偏見です。モヤシほどたくましい生命力を備えた野菜も珍しいのです。
普通のモヤシ(緑豆モヤシ)よりも大豆モヤシのほうが栄養的にはすぐれています。

◆胃腸の働きをととのえ、消化・吸収を高める

大豆を発芽させて作った大豆モヤシには、胃腸の働きをととのえ、消化・吸収を高める働きがあり、また、体液などの水分を補給したり、体内の水はけをよくする効果も備えています。さらに、腸内のビフィズス菌や、善玉コレステロールをふやしたりする働きも認められています。大豆黄巻は発芽したての大豆モヤシを乾燥させ、成分を凝縮させたもので、元気をつけながら、気血津液のめぐりをよくして痛みをとり去るため、体力の衰えた人や高齢者にも最適です。

●モヤシの主な栄養成分
カリウム・・・・・160mg
カルシウム・・・・・23mg
葉酸・・・・・85μg
ビタミンB2・・・・・0.07mg
ビタミンC・・・・・5mg
【可食部100g当りの分量です】

●モヤシの主な機能成分
アミラーゼ(消化酵素)・・・整腸作用、食欲不振改善
アスパラギン酸・・・疲労回復
グルコシノレート・・・解毒機能強化、抗ガン作用




 

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