酢の効能

酢は、コレステロール、中性脂肪を減らし、動脈硬化を予防します。

◆コレステロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ

東洋医学では、酢は「温」、「肝・胃」に親和性があるとして扱っていますが、体をあたためたうえで、「肝」と「胃」に働くという意味なのです。
「胃」は胃だけでなく、消化器系統全般の機能を高めることをあらわし、「肝」も肝臓だけではなく、「血液をつくる」「血液の循環を調整する」働きまで含んでいます。
酢がコレステロール値を下げ、血管や血管の筋肉をやわらかくし、動脈硬化を防ぐといわれるのはこのためです。

◆動脈硬化、痴呆症にも有効

最近の研究でも酢の効能がしだいに明らかになってきました。酢が脂肪の代謝を活発にし、余分な脂肪の吸収を抑えてくれる役割を果たしていることはほぼ確実のようです。
また、肝障害や高血圧、痴呆症などの原因になる過酸化脂質についても、酢を投与することによって抑制され、血中濃度が低下することもわかってきました。

◆疲労回復、肩こりなどにもよく効く

酢をとると、体内での糖質の燃焼を助け、代謝機能を活発にすることができます。また、疲れたとき、酢を飲むことにより体内にたまった乳酸を燃焼させ、炭酸ガスと水に分解し、疲労をとり去るのです。
特に肩こりは局所に乳酸がたまることによって起こる場合が多く、酢が肩こりを治したり、体をしなやかにするといわれるのもこの慟きによります。
そのほか、食物繊維の消化をよくしたり、カルシウムの吸収を助ける働き、さらに殺菌作用があることも知られています。酢を多量に使って調理する場合、なべはガラス製か陶製のものを使いましょう。

●酢の主な栄養成分
炭水化物・・・・・7.4g
カリウム・・・・・16mg
カルシウム・・・・・2mg
ビタミンBI・・・・・0.01mg
ビタミンB2・・・・・0.01mg
【可食部100g当りの分量です】

●酢の主な機能成分
クエン酸・酢酸・・・疲労回復、血行促進
遊離アミノ酸・・・エネルギー代謝促進
ペプチド類・・・糖尿病予防、肥満予防、血圧降下作用、老化予防、抗ガン作用




 

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