糖尿病の種類

日本人の糖尿病の約90%が2型糖尿病です。

糖尿病には、2つのタイプがあります。

糖尿病で最も多いのは2型糖尿病といわれるタイプで、日本人では全体の約90%が2型糖尿病で占められ、生活習慣病を代表する病気のひとつになっています。また、約5%が1型糖尿病で占められます。

1.1型糖尿病

1型糖尿病は、インスリンの分泌が欠乏して絶対量が不足する状態を言います。一般には、10才から20才までの年齢層に起こることが多いため、若年性糖尿病とも呼ばれます。

かぜのような症状の後、しばらくしてから尿の量が多くなる、のどか渇く、全身がだるくなるなどの症状で始まることが多く、放置しておくと重症化し昏睡を起こします。

2.2型糖尿病 

2型糖尿病は、インスリンの出方が悪くて不足ぎみになったり、インスリンの作用が低下して起こる病気です。
日本人の糖尿病のほとんど(約90%)がこの2型で、単に糖尿病といえば、ふつう、この2型を指します。
日本人の2型糖尿病の大多数にみられる特徴は、食事摂取直後にみられるはずのインスリン分泌が、タイミングが遅れるなど迅速に行われないことです。インスリン抵抗性(インスリンの効き方が悪いこと)がみられることもあります。

2型糖尿病は、遺伝との関わりが強いことがわかっています。
糖尿病の遺伝素因を持った両親や兄弟姉妹がいると、2型糖尿病の発病率はおよそ3倍以上も高くなります。

ただし、食べすぎや運動不足、ストレス、加齢などの誘因の影響も大きいことから、中年以降に発病し、肥満している患者が多いのも特徴です。そのため、生活習慣病として問題になります。

治療には、食事療法と運動療法、薬物療法が有効です。

中にはインスリン療法や、GLPI注射療法が適している場合もあります。また、状態によっては、一時的にインスリン療法が必要で、その後、飲み薬療法に戻れる場合もあります。

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