糖尿病の原因

遺伝しても、必ず糖尿病になるとは限りません。

糖尿病は、多くの場合、生まれつき糖尿病になりやすい素質(遺伝因子)を持っている人が、糖尿病を起こす要因(環境因子)に出会ってはじめて発病すると考えられています。

1.糖尿病になりやすい素質(遺伝因子)

日本人の3割ほどの人が持っていると推測されています。とはいえ、素質が遺伝するとしても、必ず糖尿病になるとは限りません。なりやすい素質を受け継いでも、糖尿病にならない人もいます。
 
2.糖尿病を起こす要因(環境因子

@肥満
肥満になると体脂肪が増え、脂肪細胞から分泌される生理活性物質の作用でインスリンの働きが低下します。このため、膵臓からのインスリン分泌が多くなり、結果として膵臓が疲弊し、インスリンをあまり分泌しなくなります。

A過食
過食によって血液中のブドウ糖が急激に増えると、膵臓はインスリンを懸命に分泌しますが、高血糖状態がつづくと、膵臓のβ細胞が壊れ、インスリン分泌能力が低下していきます。

Bストレス
ストレスを受けるとインスリンの作用と対立するホルモン(拮抗ホルモン アドレナリンなど)が分泌されます。そのため、血糖の上昇をもたらし、糖尿病の発症を促してしまいます。

C妊娠
妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンがインスリンの働きを妨げるため、糖尿病を起こしやすくします。
妊娠中に起こす糖尿病は、妊婦の2〜3%にみられ、その多くは妊娠20週以降にみられます。
出産すると健康体に戻ることもありますが、戻らないこともあります。

D加齡
加齢につれ、体内での糖質の利用が悪くなるとともに、細胞が老化して膵臓の働きが弱まり、血糖値、特に食後血糖値が下がりにくくなります。

⇒糖尿病を3日で改善する方法

 

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