子どもの高血圧

子どもの高血圧は、大人に比べると非常に少ないですが、高血圧の子どもは心臓の左心室肥大の合併症を起こすことが多く、また成人後も高血圧である割合が高いというデータもあるため、子どもの高血圧は大きな問題と考えられています。

子どもでも生活習慣が悪いために、高血圧になってしまうことがあります。
現代の子どもたちは、家のなかでゲームで遊ぶことが多くなっており、体を動かす機会が次第に減少しています。
そうした環境が子どもたちの体を、悪い方向へ持って行ってしまうことになっているようです。
食べ過ぎによる肥満、塩分の摂り過ぎ、または外で遊ばないための慢性的運動不足が関係していると言えるでしょう。

肥満の子どもの場合、肥満していない子どもより高血圧になる確率が明らかに高くなっています。
肥満は子どもの高血圧に深く関係しており、やはり高い確率で成人後まで続くというデータがあるため、肥満の改善が子どもの高血圧対策の第一歩ということになりそうです。

もし子どもが高血圧ならそのまま放っておかず、たとえ症状がなくても、医師の診察を受けてアドバイスをもらいましょう。
子どもの場合でも動脈硬化が進んで脳卒中や心臓病などを引き起こす可能性があります。
合併症を防ぐためにも、子どもの高血圧が改善できるような食事療法などを、親として考えてあげることが大切です。



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